第10回ビジネスマッチング
田渕会長挨拶主旨
地震・津波・原子力災害の三重苦の中、復興は少しずつではあるが着実に進んでいる。我々経営者は、自分の家族は勿論、従業員の家族も含め安定させていかなければならず、皆、勉強をし、情報を入れ、取捨選択をしながら歩みを止めず進んでいる。
このような中、何が大事なのか?やはり仲間だと思う。本日現在、うるしの実クラブの会員数は608社、そのうしろにはいわき信用組合がある。いわき信用組合は今般、地域振興ファンドを設立し地元で起業しようとしている人などに対し、新たな資金供給の枠組みで支援をして行く。また、うるしの実クラブ自体もこれから皆様のお役に立てばと思う。たとえ半歩半歩でも、皆様、一緒に前に進んで行きましょう。
江尻理事長挨拶主旨
只今、田渕会長からご紹介がありました通り、当組合は11月15日、いわゆる地域振興ファンドを創設した。11月16日の新聞でも取り上げられたが、東北の信金・信組を通じ、初めてのこととなる。従来型の銀行のファンドとの違いは、地域に限定し、しかも新規事業・創業等に対しリスクマネーを供給する点である。また、融資の場合、実行後間も無く返済が始まるが、ファンドに関してはすぐに返済というのではなく、中長期的な視点でご支援することができる。ファンド名は当組合の営業エリアであるいわき市、そして相双地域を網羅した旧地名の『磐城国(いわきのくに)』と名付けた。このファンドで起業を後押しし、地域活性化に繋げ、震災復興の一助になればと考える。